私達は、SDGs
(持続可能な開発目標)
を支援しています。
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、2015年9月に国連総会で採択された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指すための国際目標です。
地球規模の問題を解決しより良い世界を目指すための17のゴールと、それを達成するための169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人取り残さない」ことを共通理念としています。
私達の宣言
「私達は、脱炭素社会の実現に貢献します」
私達をとりまく環境は、年々厳しいものになっています。
大雨、洪水等の自然災害の増加、異常な猛暑―――。
これらの要因は、主に人間活動によって大気中におけるCO₂等の温室効果ガスの濃度が上昇し、これにより地球温暖化を招いたからだと言われています。
石炭や石油を燃やして電気等のエネルギーを作ることにより私達の生活が豊かになった一方で、温室効果ガスの排出量は上昇。
行き過ぎた森林伐採により、森林による温室効果ガスの吸収量は減少しました。
これによって大気中の温室効果ガスの濃度は上昇し、この温室効果ガスが太陽からの熱をこれまで以上に吸収し、地球の温度は産業革命以降、急激に上昇しています。
このまま放置すると、将来的には更なる地球温暖化を招き、これまで経験したことのない大雨や猛暑、深刻な疾病リスクの上昇を引き起こすと言われています。
これからの未来を、今よりも更に過酷なものにするか、クリーンでサステナブル(持続可能)なものにするかは、今、私達がこれらの問題に歯止めをかけるための具体的な対策を取るかどうかに懸かっています。
脱炭素社会に向けた日本の目標達成に貢献
我が国は、気候変動等の多くの問題に歯止めをかけるため、2030年の温室効果ガス46%削減、2050年の脱炭素社会(カーボン・ニュートラル(温室効果ガス排出を実質ゼロにすること))の実現を目標に掲げています。
SDGsの目指すサステナビリティ(持続可能性)の達成には、脱炭素社会の実現が欠かせません。
テコムは、その実現にあらゆる角度から貢献し続けます。
脱炭素社会の実現への貢献が、SDGsの目指す多くのゴールの達成にも寄与するものと信じているからです。
具体的な計画
1.ボトムアップ体制の構築
脱炭素社会の達成に貢献する会社であるために、社員一人ひとりが、自らの業務と脱炭素社会の実現を紐づけて考え、分析し、提案できる体制(ボトムアップ体制)の構築を進めています。
プロジェクトチームを発足し、各部署・社員個人から、事業として取り組むべきことの提案を吸い上げる体制づくりを急いでいます。
具体的には――
①SDGsの基礎教育
脱炭素社会の実現に自分が出来ることは何かを考える土台として、まずはSDGsとは何かを従業員全員が理解するため、SDGsの基礎学習を義務付けています。
②情報共有
一度きりの基礎学習のみならず、SDGsに関わる情報を広く収集し、「SDGs通信」として社内に共有することで、SDGsに関する知識を深めてもらう取り組みを行っています。
第一回SDGs通信は、2021年11月にイギリスで行われたCOP26(第26会国連気候変動枠組条約締約国会議)について取り上げました。
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③SDGsバッジによる意識づけ
当社のロゴとSDGsのホイールを組み合わせたバッジを製作し、社員全員の着用を義務付けています。
これは、当社社員全員がSDGsに取り組むワンチームであることを示すものです。
2.業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化推進
既存システムの活用やブラッシュアップ、また必要に応じて新規システムの導入を推進することでペーパーレス化や業務の効率性、堅確性の向上を実現する等、業務のDX化を目指します。
無駄な紙を使用しないことで、不要な森林伐採に歯止めをかけ、廃棄物処理の際のCO₂排出減に貢献するほか、DX化によってあらゆる無駄を省くことにより、社員が各々の専門分野により高いレベルで挑戦する、エキスパートを目指せる環境づくりを目指していきます。
また、お取引先にも同様のDXソリューションを提案することで、すべての人がより豊かな生活を送れるような環境づくりを目指します。
現状、会議をペーパーレス化し、且つより効率的に進行するためのシステム導入や、電子帳簿保存法の改定に伴う経費精算システムの導入等を検討しています。
3.EV車へのシフト
脱炭素社会に向け、世界の自動車産業はCO₂等の温室効果ガスを排出しないEV車へのシフトに急速に動き出しています。
当社においても、社用車を環境に配慮したEV車へシフトするとともに、蓄電機能のあるEV車の導入により、非常時に停電した場合でも、車から放出した電気により数日間業務可能な運営体制を目指しています。
既に本社ビルにおいては、社用車をEV車に切り替え済みであり、充・放電設備(V2H)の設置が行われました。
4.本社ビルにおける太陽光発電
EV車にシフトしても、EV車を充電するためには電力会社から電気を購入する必要があります。
電力会社による電気は、電気を作る過程でCO₂等の温室効果ガスを発生させてしまう火力発電が2019年時点で約7割以上を占めています。
温室効果ガスを排出しないEV車を充電するために、その電気をつくる過程で温室効果ガスを排出してしまうという状況を軽減するため、当社では本社社屋の屋上に太陽光パネルを設置することを計画しています。
電力会社だけに頼らず、再生可能エネルギーの自家発電を取り入れて事業活動を行うことにより、クリーンな電力の割合増加に貢献します。
5.電力関連事業への貢献継続と拡大
使用電力の「見える化」により、より効果的な省エネを実現するスマートメーターシステム事業や、天候により配電時の電圧が上下しやすい太陽光発電について、これを一括して制御するシステムの実用化に向けた研究等に、高い技術力を提供しています。
使用する電力の無駄を省くことや、CO₂等を排出しないクリーンな電力の推進に貢献しており、今後もこの分野を継続し、必要な人材育成を行うことで脱炭素社会の実現に向け貢献していきます。
実践状況について
当社は、脱炭素社会実現にどのように貢献するべきか、様々な問題について多角的に見つめ、問題意識を持ち、計画を立て実践しています。
SDGs教育や脱炭素関連情報の収集と共有、EV車の導入や太陽光発電計画等について少しずつ着手していることはもちろん、これまでにも多くの取り組みを推進してきました。
これらの取り組みを継続、ブラッシュアップしていくことにより、更なる高みを目指すべく、精力的に活動していきます。
≪これまでの取り組みの例≫
研修制度、資格支援制度の充実
社員の健康・安全管理(徹底した残業管理、インフルエンザワクチンの費用負担、スポーツクラブ法人会員、安否確認システムの導入等)
ワークフローシステムや会計システムの導入によるペーパーレス化。今後本格DX化へ。
テレワーク環境の完備
最後に―課題を探し続ける―
ジェンダー平等の実現という課題
当社は、SDGsへの取り組みとして、主に脱炭素社会の実現への貢献を主軸として活動しています。
その主軸からは離れるものの、IT分野を担う一企業としてSDGsの目指す「5.ジェンダー平等」にも更に重点的に取り組んで参りたいと思います。
IT業界は、当社においても男性エンジニアの数と比較すると女性エンジニアはまだまだ少数です。
背景には、情報系の学科を専攻し、エンジニアを目指す女性(学生)がまだまだ少ないという現実があり、また更にその背景には、一般的にエンジニアという職業が、女性が長期的に就労できる職業ではない時代があったということも挙げられます。
当社においても男女同数の社員数、更には管理職や役員においても男女同数を早期に実現していくために、産休/育休制度の更なる充実、男性の育休・介護休暇取得の促進、テレワーク環境の整備による就業機会の拡充を目指して参ります。
テコムは、課題を探し続け、SDGsに貢献し続けます
私達は、既に実施済み、あるいは立案済みの計画のみならず、サステナブルな地球環境の実現を目指し、常に課題を探し、全社員がワンチームとなってSDGsのあらゆる項目の達成を目指していきます。